2018年4月7日土曜日

過去の出来事が性意識や価値観を作り出す

 過去の出来事を振り返ると、自分の思わぬルーツが見えてくる。

  この前、ふと自分の過去を振り返ってみました。すると、自分の子供のころの出来事、特に「いじめ」のようなものが、私の価値観とか考え方を形成するうえで、非常に大きな影響を与えたということがわかってきました。その結果、どうやら私は屈折して、社会で「正常」とされているライフスタイルや考え方から逸脱してしまったようです。

 「いじめ」自体については前に記事を書いたので、そちらをご覧ください。この記事では、その中で「性についての考え方」の形成にかかわりの深いものをピックアップしています。ここで紹介するもの以外にもいろいろありましたので、読んでみると面白いかもしれません。

 私の性についての考え方はおセンチな溜息のツイッターでもよくツイートしています。また、このブログでも書きました。そちらを読んでいただければ幸いです。

 一言でいえば、フリージェンダー的な考え方です。そんな考え方を、現在20歳前後ですが持っています。この考え方というか思想は、世間一般でいうところの「普通」ではないと思っていました。しかし、私は「普通」ではないことをむしろ誇りに思っています。なぜなら、フリージェンダーという考え方のほうが、異性愛しか認めない「普通」の考え方よりも正しいと思うからです。論理的にも、道徳的にも。だから、このような考えを平気でツイッターやブログで発信しています。自分の思想は、一種の人類愛のようなもので、すばらしい。だからもっと広めるべきだ。若干自分の思想に酔っていたところはあります。

 しかし、それは違うのではないか。自分の考えていることはそんな大した思想ではなくて、自分の過去の出来事によって形成された、ちっぽけな一つの考えに過ぎないのだと気が付きました。時間があったときに、ふと過去を振り返りました。どうしてこんな考え方をするようになったのかを、考えました。すると、それは中学校の頃に嫌がらせを受けた経験に起因するのだとわかりました。正直、がっかりしましたよ。偉大な正義の思想だと思っていたものが、いじめられっ子のルサンチマンに満ちた思想だとわかったからです。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  著者の基本プロフィール
年齢......現在、20歳前後
性別......身体的には男性(ただし、精神的には男性であることにも女性であることにも納得していない。このことについてはまた記事を書くかもしれません)
外見......やせ型、眼鏡
性格など......自分では判断にくいが、内向的だと思われる。インドア派。
趣味......読書、音楽鑑賞、ゲームなど
  

  中学校時代

 入学直後、委員会とか役割分担を決めます。例えば、クラスを代表するクラス長とか、病気の人をチェックして保健衛生を担当する保健委員とか、国語の授業の準備や片づけをする国語委員などです(役割の名前は記憶があやふやであまり覚えてないですが)。
 そこで、私は社会の授業が好きだったので、社会委員に立候補しました。しかし、「委員会などというものは自分でやりたいのを立候補するのではなくて、仲のいい同性の友達と一緒にやる」というのが普通だったのでしょう。教科ごとの委員はそれぞれ二人選ぶのですが、国語とか数学とか、ほかの教科はすべて同性の友達同士(男二人、あるいは女二人)でやっていた記憶があります。そんな中で、私は友達もいませんでしたし、一人で立候補したわけです。そうしたらある女子が社会委員に立候補しまして、唯一男女ペアになったわけです
 これがどうやら、同級生の男子数人には面白かったみたいです。からかわれるようになりました。彼らは「あの子のこと好きなんだろ?」とか言ってきました。私は別にその女子をなんとも思っていなかったので、「そんなことはないよ」と言いました。しかし、その回答ではつまらなかったらしく、しつこく言ってくるので、私が怒り出すと、私のその反応を面白がってからかい始めました。「式に決まってるだろ。そうでなきゃどうして一緒に委員なんてやってるの?」「ほらほら、そんなに怒っちゃって。怒るほど好きなんだね」という感じですかね。結局、「本当は好きなのにそう言わないなんて嘘つきだぞ!!」となって、「いや、僕は嘘つきなんかじゃない!!」と言い返す。すると「うーそーつきっ!!うーそーつきっ!!」みたいな雰囲気になる。そして、私は自分の名誉を「嘘つき」という言葉で不当に傷つけられ、泣くわけです。すると、それがまた彼らには面白かったようで、さらにいろいろなことを言いふらされるようになります。これを契機として、殴る蹴るの暴力的ないじめにまで発展しました。
 このとき、私は何をしたのかというと、「異性(女性)を(恋愛対象として)好きになる」ことを「悪いこと」として認定したのです。本来、異性を好きになることが悪いことであるはずがありません。それは自然なことです。しかし、私の場合は、周囲から「制裁」を受けたので、悪いことであると誤認したのです。子供って、そういうふうに育つでしょう。何かをやってみて、それで怒られたら「あ、これは悪いことなんだな。やっちゃいけないことなんだな」と認識して、学習するわけです。私もそうして、不当に「異性を好きになること」を「悪」として学習して、これを忌避するようになりました。

 そうなると、私の人生はどんどん「普通」から逸脱していきます。
 まず、「普通」であれば女子に恋して、告白して付き合うかもしれません。しかし、私はそれを「悪」と見なしています。好きな人はいませんでした。たとえ好きになっていたとしてもその感情を押し殺していたかもしれません。なので、告白したことは一度もないです。それどころか、話したこともほとんどないです。一種の恐怖症のようなものかもしれません。話していた女子が一人いましたが、その人も女子として見ないようにしていました。部活もたまたま男女が明確に分かれている部活とか、そもそも女子部員が一人もいない部活だったので、女子とかかわる機会は本当にないです。
 次に、「普通」であればエッチなビデオとか写真集を見るかもしれません。しかし、私はそれを「悪」であると見なしているので、見ません。当時はインターネットが普及してきていて、自由にいろいろ見ることもできたわけですが、そういうのは見ませんでした。
 その代わり、どの方向に性の欲求が向いたかと言えば、同性なのでしょう。ネットでくそみそテクニックとかガチムチパンツレスリングとかを見ていました。学校では同性に恋愛感情のようなものを抱きました。しかし、それが明確に恋愛感情とは言えません。というのも、私は狭く深い友人関係をもつ人です。特に深い友達間関係であれば、同居とか添い寝とかもできると思います(相手がどう思っているかはわかりませんが)。そのような友情と恋愛感情の区別がつかないのです。この結果、リレーションシップ・アナーキーの思想に近い考え方になったのでしょう。
 ただ、性的な接触はないです。俗にいう「経験なし」であり、「童貞」です。女の味も知らないし男の味も知らないです。なので、自分が同性愛者だという自覚もないです。ただ、同性愛者や異性愛者の存在をネットで知って勇気づけられました。ガチムチパンツレスリングの妖精たちも尊敬してますし、特にQueenのフレディ・マーキュリーさんには勇気づけられました。「普通」じゃなくてもいいんだと。マイノリティでもいいんだと。そしてLGBTというものを知ります。
 しかし自分が同性愛者という自覚もないですし、両性愛者という自覚もないわけです。LGBTの一員であるというのにも違和感があります。だからといって異性愛者というわけでもなさそうです。そもそも本当に恋愛感情を抱いているのか?という疑問もあり、無性愛者のことも調べていますが、結論は出ていません。その結果、「いかなる枠組みは人間の認識が作り出した虚構だ」というアナキズムのような考え方になりました。

 このような考え方は、人間愛とかそういう高尚なものだと思っていました。「普通」ではないことというのは別に恥ずべきことではないと思っていました。むしろ多くの人々が「普通」のつまらない考え方をしているのに対して、自分はそれを脱して個性的でより高次元の考え方をしているんだと、誇りに思っていました。
 しかし、こうして過去を振り返ってみると、原因は「中学校時代に女子と関わって嫌がらせをされた」という、なんともちっぽけでつまらない出来事だとわかるのです。私の考え方は、ただ単にそのトラウマで女性と接することがほとんどなかったから形成されたのです。まさに、ルサンチマン。
 人間にはもともとジェンダーはないわけです。それが社会によって「正常」なジェンダーに教育されるわけです。そんな中、何らかの要因で「正常」から逸脱する人がいる。私はその中の一人だったわけです。

 ただ、逸脱=悪というわけではありません。私は、自分の考えに失望しましたが、だからといって手放す気はありません。なぜなら、やはりジェンダーフリー的な考えのほうが自分が納得できるからです。

 そんな感じで、これからもインターネット上でいろいろとつぶやいたり書いたりすると思います。そのときはよろしくお願いします。

0 件のコメント:

コメントを投稿

過去の出来事が性意識や価値観を作り出す

 過去の出来事を振り返ると、自分の思わぬルーツが見えてくる。    この前、ふと自分の過去を振り返ってみました。すると、 自分の子供のころの出来事、特に「いじめ」のようなものが、私の価値観とか考え方を形成するうえで、非常に大きな影響を与えたということがわかってきました 。その...