自分なりに、いじめにどのように対処すればいいか、少し考えてみたので書きます。
まず、いじめはやり方によっては犯罪です。「いじめ」という言い方がよくないかもしれません。正しく言えば、傷害、名誉棄損、器物損壊です。犯罪なのですから、本来であれば警察に通報し、事件として警察に処理されるのが正当です。「いじめっ子」と呼ばれているのは本来であれば加害者であり、犯罪者です。なので、警察はしっかり対応すべきだし、社会全体もこのように認識すべきです。ただ、現状としてこのような認識が社会にあまりなく、「いじめ」として学校内の問題として処理され、隠蔽されることが多いと思います。警察に通報したら、逆に激しくなる可能性があります。そのため、そのような被害を受けている方は、別の対応を検討する必要があります。もちろん、警察に通報して解決するというのが正しいので、社会に対してはそのような正しい対応を強く求めます。
さて、いじめの対応として、逃げることはとても大事です。耐えた結果、命を失ってはもったいないですからね。いじめが原因で自殺してしまう人のことをニュースでよく見ますが、自殺というのは選択肢としてあまりよくないと思います。もちろん、生きているよりも死ぬことのほうがよっぽど楽という場合は、私は自殺に賛成です。だってそうしたほうが楽で、自分のためですもん。でも、これが当てはまるのはとんでもない病気や怪我で、ただでさえ痛いのに、延命のためにとても苦しい治療をしないといけなくて、しかも回復不能の場合です。このような場合、選択肢は過酷な苦しみの中で生き続けるか、自殺するか(あるいは尊厳死か)だけです。これなら死を選ぶほうが合理的です。
でも、いじめの場合は違います。例えば、学校でいじめられるか、対応次第でいじめられなくなるか、自殺するかです。選択肢は多いわけです。苦しい人生か、自殺かの二者択一じゃないんです。なので、自殺よりもよっぽどいい選択肢もあります。
自殺を選ぶ人の中には、「自殺すれば大ごとになって、いじめ問題が社会に知れ渡って、学校が対応しなければいけなくなるから、いじめられている人が助かる」とか「いじめっ子や先生に復讐できる」とか考えている人も多いと思います。しかし、そんなうまくいくのは少ないです。ほとんどは学校に揉み消されるでしょうし、いじめっ子も不起訴や無罪になる可能性が高いと思います。もし、大々的に報道されて事件になったとしても、世間の人々はすぐに忘れてしまいます。なので、命を失うという甚大な費用に対して、効果が少ないので、あまりいい選択肢ではないです。
では、どうするか。まずはいろいろと対応してみて、いじめがなくなるかどうか試しましょう。よく、「いじめられっ子の反応が面白いからいじめられるんだ。泣いたりせずに無視してれば、いじめられっ子はいじめがつまんないと思ってやめる。だから無視すればいい」と言う人がいますが、これができるならこれほど楽なことはありません。無視なんてできる人は限られているでしょう。本人は無視しようとしても、泣いてしまったりするのはどうにもなりません。泣くというのは本人の意思ではどうにもなりません。なので、無理です。また、顔や体形など、外見のことでいじめられている場合は、外見はどうにもならないので、対処のしようがありません。
あと、「仕返しすればいい」と言う人がいるかもしれません。例えば殴ったりとか。しかし、それはよくないです。まず、相手が複数人の場合は太刀打ちできないからです。自分がものすごく体力があるとか、腕力があるとかならいいのですが、そうでなければ返り討ちにあって余計に痛めつけられます。次に、いじめっ子に「いじめる正当性」を与えてしまうからです。「いじめられっ子が殴ってきた。それなら俺たちもあいつを殴っていいよな」という感じです。さらに過酷になります。
では、どのような対応が現実的か。いじめを先生に言うか、友達に言うか、親に言うか、転校するか、不登校になるか。このあたりではないでしょうか。
先生に言うという場合。この場合、先生次第でよくなることもあれば悪くなることもあります。先生がちゃんと対応して、いじめっ子を注意し、しかもそれでいじめっ子が本当に反省したのであればいじめはなくなります。しかし、ほとんどの場合はこのようにうまくいかないのではないでしょうか。先生がいじめっ子を注意してもいじめが繰り返されることもあります。先生に言うと「チクった」ということでいじめがひどくなります。もちろん、先生に言うことは正しいことですから、「チクった」などと、悪いことのように扱われるのは不当です。ただ、現実的にはそれが現状です。いじめっ子による報復に注意する必要があります。また、先生によっては、いじめに全く対処しない人もいるかもしれません。本当に腹立たしいことです。一つのやり方として、たくさんの先生に言いつけるというやり方があります。例えば、担任の先生に言うだけではその先生が対応してくれなければダメです。他の先生、別の教科の先生とか、生徒指導の先生とか、教頭先生とか、保険の先生とか、いろいろな先生に声をかけるといいと思います。親身になってくれる先生がいるかもしれません。
次に、友達に言う場合。これも成功する場合と成功しない場合があります。私の場合、いじめられっ子で仲良く集まって、同盟を組むということがありました。いじめをなくすことはできませんでしたが、「自分は一人ではない」というのは心強かったです。ただ、クラス全体でいじめが行われているとか、仲のいい人がいないという場合には厳しいと思います。
次に親に言う場合。これも親次第です。親がちゃんとした人なら少なくとも家の中では安全ですし、先生に苦情を言うこともあります。ただ、それで動くかどうかは学校側の対応次第です。親が警察に通報してくれるという場合もあるでしょう。私の事例ですと、親が最後の砦でした。ただ、親がちゃんと対応してくれない場合は手詰まり感があります。というのも、そうなると家も安全かどうか微妙ですし、転校するとか不登校になるという選択肢も消える可能性があるからです。中には、児童虐待をする家庭もあるかもしれません。言語道断です。子供の気持ちになって対応することを強く要求します。
次に、転校する場合。私自身は転校の経験があまりない(親の都合で転校ということはありましたが......)ので、あまり言えません。でも、転校すると周りの人間関係が変わりますし、しかもいじめっ子と離れることができるわけですから、いい選択肢だと思います。ただ、新しい人間関係を作るのに失敗すると、大変かもしれません。
最後に、不登校になる場合。不登校というと、あまりいい印象ではないかもしれません。しかし、不登校はまったく悪いことではありません。不登校でも自分で勉強して、高校を卒業したという友達もいます(しかも彼は大学にも行っています)。もし、子供がいる方で、「不登校なんてダメだ」と思っているからがいましたら、その認識をすぐに改めるように強く要求します。不登校は、正しい選択肢の一つです。一つ、具体的な事例を挙げましょう。伊集院光さんという方がいます。テレビで特にクイズ番組に出ている、あの人です。あの方は、(私も最近そのことを調べて知ったのですが、)元不登校とのことです。しかし、テレビを見ればわかるように、あの方は光り輝いています。不登校は悪いことではありません。伊集院さんは不登校という経験をテレビやラジオで語ることもありますが、これには勇気づけられる人は多いです。私も勇気づけられています。なので、自信を持ってください。伊集院さんを目指して、生きてみるのもいいと思います。
以上、いじめに対処するための自分なりの選択肢を書いてみました。お役に立てましたら幸いです。
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